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心理学にご注意

yuru

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今回はあるM女性の過去の苦しみについて書いてみたい。
その女性を仮に美里と呼ぶ事にしよう。

美里には2年仕えたご主人様がいたと言う。
ただ、その主従関係は甘く淫靡な世界とはほど遠い物だったようだ。

調教が進めば、進むほど、心が疲弊したと言う。
何か粗相をする度に、お仕置きを受け、反省文を書かされる。
美里はその度に長い反省文を書き、許しを請う。

もちろん、これだけを聴けば、何もおかしな事はない。
粗相すれば、私だって、お仕置きはするし、時には文章で報告もさせる。
では、なぜ、美里の心は疲弊したのか?

それはその男性が美里の心に寄り添う事がなかったからだ。

よくよく聞けば、その男性は心理学を学んでいたらしい。
実はこの手の話は案外よく聞く。

SMの世界は精神的な世界だ。
それゆえなのか、心理学に興味を持つS男性は少なくないようだ。
ただ、やっかいな事に心理学を学んだS男性で良い話は聞いた事が無い。
もちろん、全てを否定しているわけではない。
ただ、私の耳に入る話は何故だか、残念な話ばかりだ。

美里の場合もご多分に漏れず、心理学の知識を振りかざされたようだ。
知識はとても便利な物だが、使い方を間違えると非常に厄介な代物だ。
目の前の現実に目を向けず、知識の中で答えを出そうとする。

美里の場合もそうだったのであろう。
ありのままの美里を見ずに心理学と言うフィルターを通して見られていたわけだ。

目の前にいながらにして、いないかのように扱われる・・・
世の中でこれ以上、孤独を感じる事はないだろう。

話は少し変わるが、経験豊かなご主人様は下手な心理カウンセラーよりもずっと女性の心理を知っている。
何故なら、毎日が臨床実験の繰り返しだからだ。
まさにトライ&エラーの連続だ。

様々な女性の、様々な状況での心理を経験として、記憶に刻み込んでいく。
繰り返し言うが、知識ではなく経験を繰り返すのだ。
そうして女性の心理を扱う感覚を身につけていく。

知識と感覚は全く次元の違う物だ。
縄のかけ方を習ったからと言って、同じように縛れる物ではない。
そこには経験に裏付けされた感覚が必要になる。
これは心理とて同じ事。
増してや調教中の女性の心理はとても繊細だ。

複数の女性を調教した事があるS男性なら分かると思う。
どんな行為であっても、どんな言葉であっても同じように反応する女性は誰一人いない。
みんな全くバラバラだ。
にも関わらず、その女性の傾向や特徴に気づき、先回りして対応するには膨大な経験が必要だ。
一朝一夕で出来る事ではない。

私にとって、調教で最も大切な事はその女性の心を癒してやる事だ。
もちろん、女性の嗜好によっては、責めや行為はハードな物になるかもしれない。

だが、それは女性の心を受け容れ、いやす為に必要なのだ。
女性の心を受け容れないSMは物理的な暴力であり、心理的な虐待以外の何物でもない。

私はM女性が好きだ。
M性を持った女性は本当に愛おしい。

1人でも多くのM女性が幸せになって欲しいと願っている。

もちろん、私の耳に入るのはごく一部の事で、心理学を学んだ素晴らしいS男性もたくさんいるだろう。
だが、「心理学にはくれぐれもご注意」と言わずにいられない。

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Posted byyuru

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