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一から十を知る

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「あんたはどんな女の子が好みなの?」

子供の頃に、お袋にこんな事を聞かれた事があった。
私はその時、こう答えた。

「何も言わずに俺の事がわかる子」

それを聞いたお袋はこう言った。

「あんた、それは難しいよ」
「人は言葉に出して伝えないと、人の事は中々分からんものよ」

母親との他愛のない会話だ。
だが、この頃から、私はSとしての気質がはっきりとあったと今になれば分かる。
私が特に言葉を発せずとも、私の気持ちを察し、仕える相手、そんな相手を求めていたのだから。

もちろん、今の私も全く同じように考えている。
だからこそ、私はSMの世界に身を置いているのだ。

私の事なら、「一から十を知る」
そうなるように、躾け、育ててやりたいと望んでいる。

言葉を発せずにお互いの事が分かりあえる関係。
こんな関係をあなたはどう思うだろう。

「何も言わずに俺の事を分かれ」なんて虫がよすぎるし、偉そうだ、と思うだろうか?

一般的には確かにそうかもしれない。
だが、もし、あなたがM性を持つ女性なら、分かるだろう。
言葉を介さずとも慕う相手の望みが手に取るようにわかり、その望みに応えられる事がどれほど嬉しい事かが。

何も言わずとも、相手の事がわかるのだ。
よほど相手の事を知りつくさなければ、分かるはずがない。
相手の一挙一動はもちろんの事、心の動きが感じられなければ、不可能な事だ。

だが、それほどまでに、相手の事が知れた喜び。
相手の心の奥底に触れる喜び。
そして、相手に求められる喜び。

こんな喜びはそうそう感じれる物ではないだろう。
そして、また、その喜びはあなたが唯一無二の存在として必要とされている証でもある。

相手はこの時、全てを信頼しきっているのだ。
だからこそ、言葉を発しない。

人は信頼できない相手ほど、口出しをする物だ。
信頼し、任せる事ができれば、自然と口数は少なくなる。

言葉を発しないと言う事はその究極の状態でもあるのだ。
それはすなわち、全てを信頼し、委ねているからこそと言うわけだ。
言い換えれば、それだけ、必要とされているという事でもある。

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自分の居場所が分からず、探し求めるM女は多い。
だが、もし、髪の先からつま先までの全てを求められ、そして、ありのままの心を必要とされたら。
そこはあなたに与えられた最高の居場所とは言えないだろうか。
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Posted byyuru

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